生活習慣病を征する生活防衛

国のヘルスケア政策「健康日本21」の柱「スマートライフ・プロジェクト」では、
生活習慣病について啓蒙的なコンテンツが大きく掲げられていますね。

国立保険医療科学院 元統括研究官 現在 日本フォーミュラリ学会 理事長 今井博久 氏の記事が巻頭をなしていますので、引用しておきたいと思います。

「健診を活用して 病気の発症・重症化を予防  生活習慣病を知ろう」

がん、循環器疾患、糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの生活習慣病は、私たちの医療費の約3割、死亡者数の約6割を占めており、急速に進む高齢化を背景として、その予防は私たちの健康を守るために、大変重要となっています。

また、平成20年度より特定健診・特定保健指導が開始し、メタボリックシンドロームを中心に、自らの健康状態を把握し、生活習慣を改善したいと考える方々が増えています。

生活習慣病に関する知見をわかりやすく説明し、生活習慣の改善のための具体的な方法を紹介しています。生活習慣病を正しく理解し、みなさまの健康のお役に立てて下さい。

生活習慣病とは

生活習慣病は、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」のことを指しており、例えば以下のような疾患が含まれるとされています。

食 習 慣:  インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高尿酸血症、循環器病(先天性のものを除く)、大腸がん(家族性のものを除く)、歯周病等

運動習慣:   インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高血圧症等

喫  煙:    肺扁平上皮がん、循環器病(先天性のものを除く)、慢性気管支炎、肺気腫、歯周病等

飲  酒:    アルコール性肝疾患等

詳しくは、1996年12月17 日 公衆衛生審議会意見具申「生活習慣に着目した疾病対策の基本的方向性について」を参照

糖尿病 早期発見と予防で生活防衛

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